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The Beans On Fire(ザ・ビーンズ・オン・ファイア) -パリのシェアロースター(焙煎機)

画像参照元:Sprudge

最近発売された『PEN』がコーヒーに関する特集だったのでパラパラと読んでいたら気になる一文を見つけた。あるパリのカフェオーナーのページ。焙煎をしている写真のキャプションに「共同焙煎所『ザ・ビーンズ・オン・ファイア』に通っている」と書かれていた。

なんとパリにもシェア・ロースターがあるらしい!

The Beans On Fire」は元マッキンゼーのコンサルタントが立ち上げたコーヒーベンチャー。オーストラリアやアメリカのコレクティブ(おそらくビューローとかプーリー)にインスパイアされ、個人ではなくコミュニティで活動することに強く興味を持ったという。

コンセプトがあまりにパリっぽい(笑)

「Coffee played like Jazz」

スタンダード・ナンバーがあり、各パートが演奏しながらそれに個性的なアレンジを加え、オリジナルの音楽になる。大切なのはお互いの音に耳を澄ませること。そんなふうにコーヒーを楽しもう、というわけである。生産者、焙煎士、バリスタ、それぞれが多様であるほど面白くなる。

彼らはカフェのオーナーなどに焙煎機をシェアするだけでなく、一般の人向けに焙煎のレクチャーをしている。そのロースターで焙煎したすべてのプロファイルはクロップスター(ソフトウェア)で共有される。ファウンダーのゴメス氏は、一般の消費者がコーヒーの世界を知ること、コーヒーの世界がオープンになることに非常に可能性を感じているという。深く共感する。

まだまだコーヒーの街とは言い難いパリでこのような動きがあることがとても面白い。パリ中のブーランジェリーやパティスリー、レストランのシェフが、自分たちのカフェで出すコーヒーを焙煎し始めたら・・・と考えるととてもワクワクしますね。みんな「焼く」ことを仕事にしている人だから、新しい発想が必ず生まれるだろう。

参考サイト:
The Beans On Fire
Sprudge

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