引用元:Cafe Imports
ワインはお好きですか? 今日のワインを選ぶ時、どうやって選びますか?
赤か白かロゼか泡か選んだら、次は品種で選ぶという方も少なくないだろう。
ワインは比較的品種による味の違いを捉えやすい。赤ワインならカベルネ・ソーヴィニヨンとメルローはかなり違うし、白ワインならシャルドネとソーヴィニヨン・ブランはかなり違う。生産国と品種で大体味のあたりをつけることができる。オーストラリアのソーヴィニヨン・ブランだったらこんな味だろうな、みたいな感じで。
コーヒーの場合はどうだろうか。
コーヒー豆を選ぶとき、まず焙煎度合いを選ぶ。浅煎りか、深煎りか。次に生産国を選びますよね。エチオピアが好き、グアテマラが好き、という好みもあるだろう。だいたいそんなもので、品種は検討さえされないのではないだろうか(ゲイシャなど特殊な品種は除いて)。
そう、コーヒーはワインほど品種での味の違いはないと思う。例えばコーヒーを飲んで、「うん、これは間違いなくブルボンですね」とは私は言えない。
コーヒーの品種は生産地ほどは注目されていない。でもコーヒー豆のパッケージには必ずと言っていいほど品種名が書かれている。
コーヒーの品種は、味の観点というよりむしろ、生産効率を上げることなどを目的に置かれているように思う。「ワールドコーヒーリサーチ」の品種図鑑にも、それにどんな味の傾向があるかということは書かれていない。
でもその違いは確かに存在するのではないだろうか。
私たちは品種による味の違いを楽しめるようになるんだろうか。
コーヒーギークスの皆さん、品種の味、感じられますか?