リンク元: Daily Coffee News
ニューヨーク、ブルックリンのレッドフック地区にあるシェアロースターのさきがけ、Pulley Collective(プーリーコレクティブ)が、Nordic Approach(ノルディック・アプローチ)とパートナーシップを結んだらしい!
ノルディック・アプローチはオスロのコーヒー生豆の調達会社。生産者と深く関わって透明性のある持続可能な調達を行い、その輸出入を担っている。世界の最先端を行く生豆の輸出業者である。
ノルディック・アプローチの生豆は、生産地からイギリスの倉庫に一旦入り、そこから各国へ出荷を行っていたが、この度アメリカのニュージャージー(ニューヨークの横)にも倉庫を設けて、生産地からアメリカへ直接生豆が届くようになる。その窓口をプーリーコレクティブが担うというわけだ。プーリーコレクティブはロースター向けのカッピングを開催し選定から購入までを行う。通常パレット(11〜12袋)単位でしか購入できないところ少量(1〜2袋から)購入できるのもロースターにとっては嬉しい。輸送コストも下がり、アメリカのロースターはノルディックのコーヒー豆が焙煎しやすくなる。
このコラボレーションには合点がいった。アメリカの大手ロースターは生産者に直接買い付けに行っている(ダイレクトトレード)。まだその規模に至らないけれど良い生豆を焙煎したいロースターはノルディックの生豆を買いたいだろうし、それは同時にプーリーコレクティブのユーザーでもあるだろう。
ブルーボトルやインテリジェンシア、スタンプタウンなど、カンパニー単位でブランディングするスタイルが主だったアメリカの焙煎業も、プーリーコレクティブによって小さなコーヒースタンドが焙煎を始めたり、細分化され始めている。
日本も規模は違えど同じことが起きると思っている・・・。
また、アメリカで北欧スタイルの焙煎はあまり見かけなかったけれど、これからアメリカに北欧のコーヒーカルチャーが入ってくる可能性もあるのでははいか。ワクワクする!