スタンプタウンの焙煎所からほど近く、
レッドフックの倉庫を改装した建物の中にあるのが、
Pulley Collective(プーリーコレクティブ)だ。
この施設はとてもユニーク。
様々な焙煎機が設置されていて、
料金を支払ったら自由に使うことが出来る($850/week)。
スマートロースター。
ディートリッヒ。
その他に、テストロースターやエスプレッソマシンもあった。
イチからロースターを始めるとなると、
焙煎機を買う必要があるわけで、初期投資がかなり重い。
それをミニマムに抑えて、
すぐにでも初められるシステムを作り上げたわけだ。
ニューヨークの有名なカフェ、
JoeやNinth Street Espressoもここを利用している。
この焙煎施設は、ニカラグアの有名な農園、
ミエリッヒ家の若い男性によって設立された。
彼はインテリジェンシアに務めた後、この仕事を始めたという。
生産者が、焙煎と抽出のプロフェッショナルになり、
誰もがロースターになれる全く新しい機会を創出した。
これって、本当にすごいことですよね!
閉じられた孤独な作業である焙煎が、
オープン&シェアされるという、
何とも今的な革命。
胸がすくような思いがしました。
港の近くにすることで、輸送コストも下がる。
合理的でアメリカらしい。
遠くに自由の女神が小さく見える。
とても美しい場所でした。
(つづく)