リンク元: Reground
コーヒーを抽出するとコーヒー豆のかすが出る。キッチンでこの豆かすを片付ける度に「この豆かすって何かに使えないのかな?」と考える人は少なくないと思う。
メルボルン在住の元バリスタの女性が、この豆かす再利用のプロジェクトを立ち上げた。それはとてもシンプルで、カフェに豆かす専用のゴミ箱を設置してそれを回収し、コミュニティのガーデナーなどに配布するというもの。
プロジェクト名は、Reground(リグラウンド)。
現在、大きい回収車を購入するためのクラウドファンディングを行っている。
彼女たちはバリスタとして働いていたとき、捨てられていくコーヒー粉に問題意識を抱いていたという。彼女たちがこれまで集めたコーヒー粉のかすは実に26トンにも及ぶ。
このプロジェクトには、メルボルンのセブンシーズ、ブラザーババブータン、エブリデイコーヒー、オールプレスエスプレッソ、以前紹介したシェアロースターのビューローコレクティブなど、有名なカフェが多く参画している。
これまで無価値なゴミとして処理されていた豆かすがコミュニティに還元されていくこと。それ自体も物理的に善きことなのだけれど、この活動によって環境問題がコミュニティの人たちの意識にのぼることが大切なこと。
すごく素敵な取り組みですね。でもこれってどうやってマネタイズしてるんだろう?イギリスの大手生豆商社、カフェ・インポーツのサポートを得ていると書いてあったけど、他の投資家のサポートもあるんだろうな。
もし仕組みとして成り立つなら、ほかの国でも実践されて欲しい!