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関西ロースターコミュニティの幕開け〈2〉

自家焙煎のコーヒ屋さんはパン屋さんみたいなもので(焼きつながり)みんな近所のお気に入りを見つけたいものです。なぜなら焼き立てが美味しいからです。

家の近くに美味しいパン屋さんができたらそれは人生の幸せの一つですが、コーヒー屋さんもそんな感じだと思うのです。新鮮なコーヒー豆がいつでも買えて、ちょっとドリップやラテが飲めて。

でもパン屋さんと違うのは、コーヒーは最後の仕上げをお客さんが行うということです。自分で淹れるものだから。それには少しの知識と主体性が必要です。

だからコーヒ屋さんはお客さんに、原料であるコーヒー豆のことと、その仕上げ方を魅力的にお伝えする必要があります。それができはじめると、お客さんが、コーヒー屋の提供するものを100%楽しめるようになってきます。それをその街のコーヒー屋さんがみんなやりはじめると、お客さんが循環して、もっと深まっていきます。

マーケットレーン(メルボルンのコーヒー屋)の日本人焙煎士としさんが働きはじめた頃、メルボルンにはスペシャルティコーヒーの文化はほとんどなかったと仰っていました。今ではメルボルンは世界で最も素晴らしいコーヒーシティーの一つです。

関西にもそんな「うず」ができる予感がしています。
それはきっと、街を豊かにすると確信しています。

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