■コーヒーの物語
フェリシダとは、スペイン語で「幸せ」という意味。
非常に歴史の古い農園で、創業は今から100年以上前の1875年に遡ります。
フェリシダ農園の当時の苗床の様子は、ANACAFE (グアテマラコーヒー協会) 出版の書籍『Historia de Cafe (コーヒーの歴史)』にも掲載されているそうです。
現在、フェリシダ農園はエレーナさんという女性が所有していて、ベラ・ビスタ精製所のセラヤさんのチームが管理しています。
セラヤさんは、グアテマラのアンティグア地方で、家族四世代にわたってコーヒービジネスを営まれています(Zelcafé)。彼らはずっとコマーシャル・コーヒーに重点をおいていましたが、2000年からスペシャルティ・コーヒーに絞ったことが、彼のビジネスを成功に導いたようです。
彼らの目的はビジネスではなく、このアンティグアのコミュニティに、次世代のための社会的基盤をつくることです。多くの家族に雇用を提供する方法を常に模索しています。
セラヤさんのチームは、人、技術、財務、知識、トレーニング、資金調達などを含め、各農園のお世話をしています。科学物質を最小限に抑えるために農業活動を改善し、科学的な知識を農園にシェアしています。
セラヤさんは、グアテマラのアンティグア地方のコーヒー生産を支えるキーマン。
豊かなコミュニティや文化はいつも、リーダーシップと志を持つ誰か一人の取り組みから始まるんですね。
■生産地について
グアテマラ・アンティグア地方は、言わずと知れたコーヒーの名産地。豊かな火山性土壌、一日を通して寒暖差が大きくなる気候が、密度の高いコーヒー豆を育みます。
■品種について
Bourbon, Tequisik, Caturra, Villa sarchí
Tequisik って初めて聞く品種ですね。グアテマラ固有品種のようです。
■サプライヤーについて
このコーヒーは「ヨーロッパ12人の旅」で訪れた、ノルウェーのコーヒー商社「Collaborative Coffee Source(コラボレーティブ・コーヒーソース)」から仕入れています。ヨーロッパで初めて、マイクロロットに特化した焙煎所「KAFFA(カッファ)」が立ち上げた商社です。