5月20日、グレイトフル・デッドのトリビュートアルバム『DAY OF THE DEAD』がリリースされた。
このトリビュートアルバム、レッドホットというアンチエイズの非営利団体のプロジェクトで、有名なところでは、The Flaming Lips(ザ・フレミング・リップス)、Mumford and Sons(マムフォード・アンド・サンズ)などが参加している。
念のためウィキペディア的な解説。
グレイトフル・デッドはヒッピーカルチャー全盛期の1960年代、サンフランシスコのベイエリアで結成されたバンド。サイケデリックでアシッドな音楽性は「デッドヘッズ」と呼ばれる熱狂的なファンを生み出したらしい。
私にとっては親が若者だった時代の話なので、youtubeでウッドストックの動画見たり(最高!)、観光地としてヘイト・アシュベリーを訪れて思いを馳せることしかできないけど、1969世代にサンフランシスコに生きていたらけっこう面白かっただろうな、とよく思う。今この日本に住んでるより馴染んでたかも(別にヒッピーになりたいわけじゃないけど)。
なんでいきなりそんな話を、とお思いになるだろう。
フォーバレルがこのアルバムによせて期間限定のブレンドを発売したのだ。
その名も『THE DAY OF THE DEAD BLEND』。
もちろんその売上はアンチエイズに貢献する。
「私たちは美味しいコーヒーを愛している。それはもちろん当たり前のこと。でも私たちがこのビジネスを始めたのは、そして独立した存在でありつづけるのは他の理由がある。それは、クールな人間と、良きことのために、ラディカルな行動を起こすため」
心が震える。フォーバレルらしい。
茶太郎豆央さんの優れたインタビューにもあるとおり、フォーバレルは飲み手に最高のコーヒーを提供するだけでなく、そのプロセスに関わる者すべてに豊かさをもたらす。そんなあり方だからこそサステイナブルだし、共感を生み、ますます強く、熱くなっていく。
さて、私たちは何をどうするのか。
私たちのやり方で、私たちにしかできないことがきっとある。