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We filter coffee not people.

Photo by Eric Wolfinger

今月初旬、コーヒー関連のSNSで、#YesEqual というハッシュタグを多く目にした。何だろうと思って調べてみると、その発信源はコーヒーメディアSprudge(スプラッジ)だった。

1月29日、アメリカのトランプ大統領は、難民やイスラム教徒が多い中東やアフリカなどの7カ国からの市民の入国を禁止するという法律を発令をした。それに対して、Sprudge(スプラッジ)はノーを唱えた、彼らにしかできないやり方で。

それは全米125ヶ国のカフェとパートナーシップを結び、募金を呼びかけるという方法だった。募金先は、ACLU(アメリカ自由人権協会)という難民や移民の人権保護を行っている団体である。

アメリカの有名なカフェは軒並み参加していた。サンフランシスコではブルーボトルをはじめ、リチュアル、サイトグラス、もちろん我らがフォーバレルも。それぞれ募金のやり方は違うけれど、フォーバレルは1ドリンクにつき1ドルをACLUに寄付することを表明。

最終的に850以上のカフェが募金活動を行い、約42万ドル(約4800万円)が集まったという!

スプラッジの影響力の凄さもさることながら、コーヒーという飲み物の力について改めて驚かされる。人間にとってコーヒーは最も親しみやすく、かつビビットなメディアなのではないかと・・・。私もコーヒーのおかげでこの問題を知ることができた。

それともコーヒーは本質的に良心を喚起する飲み物なのかもしれない。コーヒー農園から飲み手まで、世界中の人の手を渡ってカップまでたどりつくものだから。

「大統領、あなたが今飲んでいるコーヒーはイスラム圏のアフリカからやって来ているかもしれませんよ」というアメリカ市民の声が聞こえてきそうだ。

#yesequal #seattlesanctuarycity

Lori Tiedeさん(@loritiede)がシェアした投稿 –

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