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お弁当箱みたいな優れもの。KRUVE(クルヴェ)

リンク元: Hazel & Hershey

アナログなコーヒーガジェット通信第三弾(笑)
今回見つけたのはこれ。

この三角形のお弁当箱みたいなやつ。何だと思いますか?
「コーヒーの粉の粒度を合わせる器具」なんです。

「家で使うコーヒーミルどうするよ」は、コーヒーの淹れ手を増やしたい私たちからすると大きな課題。コーヒーを始めたいという人に、導入には二千円くらいの手挽きのミルを、ヘビーユーザーになったら電動ミルをおすすめしてたけれど。電動ミルって安かろう悪かろうだし、良いものはべらぼうに高いし、おすすめしにくいんだよね。

では、良い(高い)コーヒーミルは安いのと何が違うのか。

グラインドスピードが速い、歯や臼が熱を持たない(コーヒー粉の香りが飛ばない)など、いくつかあるけれど、最も大きな要素は「挽いた粉の粒度が均一であること」である。粒度が均一であれば、コーヒー粉に均一にお湯が浸透し、コーヒーの成分が均一に抽出される。

これがあれば、高価なミルを購入しなくても、コーヒー粉の粒度を均一にできるという優れものなのだ。カップの底に溜まる微粉末を嫌う人にもいいかも。

「KRUVE」のページでは肉や野菜にたとえていますね。大きさを揃えたら均一に火が入るでしょ?というプレゼンテーション。

リンク元:KRUVE

「KRUVE」は三段のお弁当箱みたいになっていて、上段に粗目の網が、下段に細かい網が付いている。一番上から挽いたコーヒーの粉を淹れてふりふりすると、均一な粗さのコーヒー豆が真ん中に残るというわけだ。抽出器具によって網が変えられるので、抽出器具に合った、均一な粗さの粉をつくることができる。

めっちゃいいやん。多大な費用をかけて精度の高いコーヒーミルを開発するより早く、コストパフォーマンスが高い。こんなお弁当箱みたいので解決できることもある(笑)こういうのアメリカ人っぽくて好き。日本人はミルの精度を追い求める方向に行きそう。

ところで、ふりふりしている間に香りは飛ばないのかな?
やっぱり味は全然違うのかな?

使ってみたいけど、結局、面倒くさがりの私は続かなさそう(笑)

この「KRUVE」は「Rafino」という名前でキックスターターにエントリーされ、その後正式リリースされた。開発チームはエンジニア、プロダクトデザイナー、マーケティングスペシャリストなどで構成されている。コーヒーの専門家はいないみたい。どうやってこのユニークな問題解決がはかられたのか、気になるところである。

参考:KRUVE

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