*「オーストラリア12人の旅」の参加者でシドニー在住のYoshiさんが記事を書いてくれました!
MERRY TIMEオーストラリア12人の旅の際、ひょんなことから参加出来る事になったRootstock Sydney Festivalの模様です。
このイベントはSydneyにて2013年から始まり年に一回催され今回で3回目、11月の28日29日のウイークエンドに行われました。
場所はCITY中心部のCentralから電車で一駅Redfernの線路沿いにあるCarriageworksと言う大昔の電車修理工場をそのままイベント用会場(マルチアートセンター)にした所です。
イベントのメインは遠くはイタリア、フランス、オーストリア、スロベニアなどヨーロッパやアメリカ、地元オーストラリア、ニュージーランドそれぞれの土地のものを使ったワインが試飲、購入ができることと地元の食材を使ったオーストラリア内の食べ物屋さんが楽しめる事がメインでした。ただイベントのブースには昔のアボリジニーの生活模様を説明するパビリオンやそれを現在風にアレンジしたシーフードコーナーがあって、トークセッションではワインやコーヒーその道のプロ達が色々なテーマをプレゼンしたり(英語が早すぎてあまり理解できませんでした)サブタイトルにもあるSustainable(持続可能)を存分に味わう事ができたし、それらを実際に口にしてみるとすごく美味しいなと感じました。
特にSydneyのTempeにあるPepe Saya Butter Companyの手作りバターはバターなのに味がしっかりしていてそれ以外のベーコンや卵なんかがなくてもどんどんと食が進む一品でした。日本への帰国が間も無くなのですがお土産に買って帰ろうと思います。
そんなイベントの一角にコーヒーコーナーがありキーワードに共鳴するオーストラリアのスペシャリティコーヒーの有名カフェがSydneyだけでなくBrisbaneや旅でも訪れたMelbourneから集まり商品を提供していました。TATSUKI君が以前のブログで紹介していたおすすめのコーヒーショップや、しょうじさん擁するArtificer、トシさん擁するMarket Laneなどはもちろん参加です。日本で集まって一緒に何かをするなんて考えられないですよね。
そんなお店たちが土曜日か日曜日のどちらかに出店しBlack、White、Filterの3つのブースを時間交代でそれぞれ持ち寄ったものを提供し、なんだったらそのコーヒーの豆は隣のコーヒー豆コーナーでも販売していますよと言ったスタイルで訪れたオージーにコーヒーを楽しんでもらいつつそれぞれの個性を発揮していたように僕は感じました。
中にはコーヒー味のアイスクリームソルベや(会場は汗が出るほど暑かったのに意外と不人気)スパークリングコールドフィルター(先進的すぎて不人気)なんて面白いものもありましたがそれぞれのコーナー、お店は簡易ブースにも関わらず全力で美味しいものを提供しようとする姿勢が見ているだけでも伝わってきました。
日本でもB-1グランプリなんてありますけど種類は全く異なるもののお祭り感は似たようなものに感じました。
ただオーストラリアと日本の決定的な違いは店員さん、お客さん共々よく喋る!後ろに行列ができていようとも並んでいる人もそれが当たり前なのかイライラすらしていない。お店の拘りや考え方を説明したかと思えばそれに対して独自の意見を述べるお客さん、ひたすら褒めちぎるお客さん、色々と種類はあるもののただ商品をもらって「ありがとうございました」で終わることはそんなにありませんでした。あったとしてもアジア系のお客さんですかね。そこで感じたのはそう言ったコミュニケーションでお店、お客さん共々成長できるのかなあと、説明を理解して知識を増やし、意見によりお店が研ぎ澄まされる。そんな双方向のやり取りがオーストラリアのコーヒーを美味しくしたのかなあなんてだいぶ大きな所まで飛んで行っていしまいましたが、イベントを通してこんな事を感じて想像していました。
長くなってしまいましたが最後まで読んで頂きありがとうございます。
大矢和良(Yoshi)