この1週間、キューバをひとまわりしたんじゃないかと、思ってしまう移動距離。いつもの早起きをし、アポイントメントとキューバエクスポートに再度向かうため、私達はスタート地点のハバナに向かっていた。そして、少しだけ余裕があることに気づくと、急遽予定を変え、1時間だけバラデロに向かい、自分たちを楽しませることにした。今までも十分楽しいけど笑。
そこは、ぬけるような青い空と、その空に混ざっていくんじゃないかと思う青さと真横に広がる水平線。砂浜に打ち付ける波をみると、飛び込まずにはいられなくなったメンバー達。それはそうだ。ここが一番最初に出逢った海なら海が大好きになるだろう。HOOPのメンバーが無邪気に波とたわむれている姿をみると、本当に良かったねとこころから思えた。今までの苦労と、努力、ビジョン、理想、目標がカタチになったのだから。
ちなみにここは塩分が濃いようで、浮き輪がなくても十分に浮くらしい。メンバー全員プカプカしていた。
想像以上の結果を出した私達は、心置きなく海をたのしんだ。入る予定のなかったカメラマンまで、飛び込んでしまったのだから、どんなに魅力的な海だったかがわかるだろう。
さて、再度訪れたキューバエクスポート。もう友達になってしまった受付のおばさまたちがいた。挨拶をし、コーヒーを淹れに来たと伝えると、器具たちに興味を示し、写メを撮りながら目指す人につないでくれた。指定の場所に座っていると、この旅で一番とも言えるほど会いたい人が降りて来た。その凛々しい姿の女性は、私達と挨拶をかわすと、持って来たコーヒーにも私達とも積極的な話をしてくれて、3ヶ月後の再会を約束した。もうこれ以上のない達成感。たまらない瞬間だ。私達はハイタッチをしていた。別れた後、会社を出るときに受付のおばさまたちとの別れも惜しんだ。できればおばさまたちにコーヒーを淹れてあげたかったな。
また、今度来るのだからその時ね!
アポイントメントの方はというと、ネット環境の悪いこの国で、当日のアポイントメント時間の変更は叶わず、会えなかった。いや、もしかしたら、今回は会えないことになっていたのかもしれない。やはり、思いの強さは良い結果を引き寄せるのだ。
最後の夜は、モヒートとダイキリが有名な店に行って自分たちをねぎらった。それはそれは、わすれられない、日本では味わえない、今まで飲んだカクテルで一番に美味しいと言えるほど、格別な味のする乾杯だった。