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自分達がクライアントである仕事

今回の旅の5人はいろんな面でとてもバランスが取れていると思う。ほんの少しの事前擦り合わせで、期待や、想像以上のモノが出来ていく。そして自然に役回りが決まっていく。出来上がりの画をブラッシュアップする人、出演者、引き立て役(良い意味でだ)、撮影する人。編集してカタチにする人。決まっていたことも、良いアイデアがでれば、どんどん変えていく柔軟性も持ち合わせている。

今回はカメラマンが運転することもあり、私は2カメの一端を担うことになった。仕事をしていたときから、製作のディレクションをしていた私は人が思いつかないアングルなどで撮影するのが好きだ。経験がないからできること。プロでは思いつかない。でも、素人目線ではないこと。強い画なこと。シンプルなこと。それが一番ヒトのココロに刺さると思ってきた。自分自身のオッケーがでるまで、かなりデザイナーさんやフォトグラファーさんともやりあってきたw

しかし、、、上には上がいた。

目的と完成度の為なら時間も手段も選ばない。デザイナーの意図を瞬時に見抜き、具体的な指示をだしながらも、クオリティの高いものを作っていく。でも、制作側もアドバイスを聞いた方がよくなるとわかっているし、それに対するアイデアもあるから生産的なディスカッションと修正作業になる。それが、どんなに〆切が近づいてもだ。〆切を超えて、オーダー以上のコトやモノの結果を出すコトすらある。

くやしいことに、もっと早く言ってよ〜!ということも、言われた事が正解でクオリティの高いモノなのだということが、わかるだけにやらざるを得ない。

なにより、それによって、自分達も驚きたいのだ。
こんなに凄いことをしている!
0から1を創り出している!と。

そんな私達が一番厳しいのは自分達へかもしれない。
自分達が納得いかないモノは外に出したくもない。

だから誰も妥協しないのだ。自分の感じた事にウソをつかないのだ。こんな仕事の仕方をするところがあるのだろうか。いや、あるからHOOPが存在するのだ。こんな会社ばかりだったら、世の中どんなに違うだろう。もっと働く人たちは活き活きとし、活躍するだろう。こんな世の中だからこそ理想形であるHOOPに惹きつけられるのだ。そこで、念のため問いたい。今回のこの企画、あなたを惹きつけていますか?

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