2016年11月20日〜25日まで、オスロとコペンハーゲンを12人で旅しました。
その様子をわりと個人的な視点で書き留めています。
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翌朝、6時過ぎに目が覚める。Airbnbの近くにある Nord & Natt(ノール&ナット)というカフェが7時から開いているので、行ってみようと準備していたら、みんな起きてきた。一緒に外に出ないかと誘ってみると、女子メンバーのほとんどが一緒に行くという。なんだか嬉しい。
暗闇に包まれた街を女子メンバーと歩く。誰もいない静かな早朝の街。ノール&ナットでコーヒー豆とパンを買って、帰りに通りがかったスーパーマーケットに入ってみる。ローフのパン、膨大な種類のチーズ、量り売りの野菜。「ここでいろいろ買って朝食をつくろう!」と誰ともなく言い出す。お互いのことまだよく知らないし、読みあいながら話して、野菜やハムやチーズを選ぶ。とても楽しい。
料理や台所仕事が得意な人が多いようで、朝食は驚くべきクオリティに仕上がった!ノール&ナットのエチオピアを淹れて、全員でおおいに盛り上がる。ひとしきりはしゃいだ後、スライドを使って旅のイントロダクション。私たちのコンセプトなどを伝えたあと、ひとりひとり短い自己紹介をする。やはりみんな大人である。ふむふむ。
今日は、Kaffa(カッファ)の焙煎所をみんなで訪れる。
Kaffa(カッファ)とは?
ワールドバリスタチャンピオンシップ初代優勝者、Robert Thoresen(ロバート・トーレセン)氏が経営する焙煎所。オスロ市内に、Java(ヤヴァ)、Mocca(モッカ)という二つの直営のカフェがある。
カッファの焙煎所はこのビルの上階にあるようだ。意外なロケーション。
今日お世話になるのも、力武元太さん。本当に有り難いの一言。
まずは焙煎所の中を案内して頂きました。整理された清潔感ただよう空間。
大きなヴィンテージのプロバット。クールな女性が焙煎をされています。
なんとカッピングまでさせて頂きました。贅沢。
カッピングが初めてのメンバーも多かったのですが、元太さんは丁寧にやり方とカッファのコーヒーについて教えてくれました。
カッファのコーヒーは、さすがにコーヒーに対する視点が極めて成熟している気がしました。とびぬけたカップがあるというより、どれもすごく美味しくて、クオリティの水準が高く保たれているからこそ、テロワール(産地特性)が際立つというか・・・。スペシャルティコーヒーの理想的な姿だと思いました。
この時間にメンバーとコーヒーのことをいろいろ話した。カッピング自体に興味を持っていたり、味について興味深い意見があったり。同じ場を体験しても、いろんな捉え方があるんだな。面白い。
その日のオスロは磨かれたような晴天でした。この季節には珍しいことだったようです。カッピング中、窓から差し込む光が眩しかった。美しい時間でした。
別れ際、元太さんと交わした短い会話が印象的でした。また必ず会いましょう!
(つづく)
Photo by Kazuyuki Shoji