2016年11月20日〜25日まで、オスロとコペンハーゲンを12人で旅しました。
その様子をわりと個人的な視点で書き留めようと思います。
写真を撮ってくれたのは私ではなく、旅の参加者の一人です。
その時の空気がしみ込んでいるよう。
長くなりそうですが・・・お楽しみ下さい!
降り立ったオスロの街には雨が降っていた。
オスロの空気は想像していたものと違って、しっとりとして柔らかった。もっと刺すような冷たい風や、地面が凍ってるとか、そんな感じを想像していたけれど、日本よりも温かいくらいだったのだ。
ヨーロッパを旅するのは学生以来。ここ数年アメリカに親しんでいた私にとっては、すべてが新しい。
空港からタクシーでAirbnbに向かう。
白樺の木が目に入る。針葉樹林、見慣れない樹木たち。それだけで異国な感じがしてドキドキする。
「日本と木の感じが全然違う!」なんて言いながら、みんなではしゃぐ。
みんな。そう、つい先ほど空港で待ち合わせて、無事出会うことができた人たち。見知らぬ12人である。
今回の参加者、みんな大人な感じがするな。なんか自分が幼く感じる・・。
一通り感想を述べあったあと、少し静かになって、窓の外に目をやって、その国の風景を体に染み込ませる。
一回目のサンフランシスコ、二回目のオーストラリアとは、また違った色彩の旅になりそう。高揚するというよりは、人と、風景と、空気を、じわじわ感じている。
この部屋で二日間を過ごします。
(つづく)
Photo by Kazuyuki Shoji
泊まっていたのはこのへん。