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8日目

6時半出発。
新たな農園と生産者との出会いを目指して。

出発前に作戦会議。
目的地はシエラ・マエストラに決まり。
キューバ最高峰のトゥルキーノ山がそびえたつ。

サンチアゴデクーバから海沿いを西へ西へと車を走らせ、村人に聞くも
農園の明確な位置情報を得ることができない。

「その中の一人が海の側に農園はないよ。」
と。
考えてみれば、コーヒー豆の栽培条件において海が近すぎることは
あまりいい環境でないということが行ってみて分かった。

事前に得る知識の中に答えはない。
知識を自分の判断基準にすると想像力がアクティブにならない。
どうしても囚われてしまいがち。

やっぱり、自らが決めて動いた先にその時の答えがあるのだと今回改めて思った。
もちろん、事前に調べておけば無駄な時間を省けたかもしれないが行ってみて自らが知る。
このプロセスがすごく大切。

そのおかげでこんな最高の景色にも出会えたし、
次また来る時に仲間を連れて来て見せてあげたいと思った!

早速切り替えて、1度サンチアゴデクーバまで戻り、そのまま北東へ向かうことに。
明日早朝にはハバナへ向けて帰らないといけないので今日がラストチャンスの日ということもあり
とにかく休むことなく、出会いを求めて山へ入っていく。

道なき道をひたすら進み続け、バンパーは外れるし、車の底はガンガンするし、
タイヤもいつパンクしてもおかしくないくらいのところを普通のセダン車が5人つめつめで汗

でも、攻めた甲斐もあった。
本当に素晴らしい場所、また戻ってきたいと思える場所に出会えた。
うまく言えないけど、大切にしたいことが自然とあり続けている、すごく心地の良い場所だった。

あらゆる出会いから物語が始まるのなら、
この出会いで何かが始まることを想像しただけでワクワクした。
そんな感覚をもっと感じていきたい。

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