キューバに到着後の朝、ゆっくりとこれまでの3年間に思いを巡らせる。
3年前の今ごろ、どこで何をしていたのか。
誰と出会い、どんな未来に想いを馳せていたのか。
とんな出来事に喜びや悲しみをあじわっていたのか。
今という時間をどう生きる?
僕たちは、あの日から理想を生きることを決めた。
3年前から描いてきた1つに、コーヒーの生産者と繋がるというビジョンがあった。
今から始まるキューバの旅は、僕たちが共有する一つの夢が実現する物語でもある。
夢の実現は、いつもシンプルだ。
思う。想う。動く。
良心だと勝手に繋がっていく。
結果に右往左往せずに、ただプロセスに集中するのみ。
今回のキューバでも、そうありたい。
これからどんな物語が紡がれていくのか。
想像していたら、あっというまに時間が過ぎた。
今回の旅で唯一のアポイントが昼から入っている。
いよいよ、はじまりはじまり。
ーーーーー繋がってきた物語01
今回の旅をきっかけに、僕たちHOOPを知ってくれた人も多いはず。
文脈を整理する意味でも、僕のキューバレポートでは、キューバの物語とともに、この3年間を少しずつ振り返っていきたい。
「コーヒービジネスに決まり!」
小川さんとコーヒービジネスを始めようと決めたのが3年前。
サンフランシスコのカフェを回りながら、いろんなことを話した。
人生のこと、仕事のこと、世界のこと。
「コーヒービジネスを始める」こと以外、何も決まっていなかったが、どこまでも広がる可能性に心が踊っていた。