強い日差しの中で、歩いてアポイントの場所へ向かう。
今回の旅の目的は、キューバで育くまれたコーヒーの生豆を輸入するための準備。
生豆を輸入するために必要なことは大きく2つある。
コーヒー農家と繋がること。輸出に関わる企業と繋がることだ。
この簡単そうに思うことを、キューバという国で実現させることは、とても難易度が高い。
キューバは社会主義なので、ほとんどが国営だからだ。
しかも、農家や企業と繋がればいいわけではない。
夢を共有できるかどうかが最も重要なことだ。
なぜ僕たちがキューバのコーヒーを輸入したいのか。
その先にどんな将来を描いているのか。
長期的な関係性を構築するために、夢を共有できる相手である必要がある。
今回に限ったことではなく、この哲学は僕たちの普遍。
なぜなら、大地が育んだ命としてのコーヒーチェリーを収穫するタイミングや、収穫後の精製プロセスにおいて全くコーヒーのクオリティが異なるからだ。
関わる人の仕事によって、クオリティに大きな違いがでるのがコーヒー。
コーヒーだけではなく、それが人間の仕事というものだ。
だからこそ、夢を共有している人たちとともに、夢と技を育んでいきたい。
そんなことを話しながらCUBAEXPORT(キューバエクスポート)に到着。
さあ、どうなるんだ。
CUBAEXPORTでに出来事は、あやねのブログで!
—–繋がってきた物語02
今回の旅をきっかけに、僕たちHOOPを知ってくれた人も多いはず。
文脈を整理する意味でも、僕のキューバレポートでは、キューバの物語とともに、この3年間を少しずつ振り返っていきたい。
「この本を書いた人に会いに行こう。」
旅の終盤、僕たちが影響を受けたコーヒーにまつわる本の著者に会いにいった。
バークレーに住む日本人夫婦だった。
旅の中で育まれた僕たちのビジョンを聞いてもらった。
あの時の会話を思い返すと、少しこっぱずかしくてニヤニヤする。
話の途中にブルーボトルコーヒーの創業者であるジェームス・フリーマンが登場し、彼らが親しかったこともあり、お互いのビジョンを共有できたこともとてもエキサイティングな出来事だった。