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Ethiopia Alaka Natural(エチオピア・アラカ・ナチュラル)

私たちが焙煎しているコーヒー豆を紹介します。

■Cupping Comment

Ripe berry, Honey, Pastry
熟したベリー、はちみつ、焼き菓子

個性的なコーヒーです。
もはや新しい飲み物と言いたくなるコーヒーです。濃厚なベリーの風味、なめらかな口当たり。香ばしい焼き菓子のような後味が印象的です。この独特の味わいは「ナチュラル製法」というコーヒーチェリーの果肉を付けたまま天日乾燥させて脱穀する精製方法によるものです。有機JASオーガニック認定の生豆を使用しています。

■Roaster’s Comment

コーヒー豆の粒が小さく、火の通りが非常に早いので、焦げないように優しく焙煎します。焙煎途中、水分が抜けたポイントで、クッキーのような甘く香ばしい香りがします。クリーミーな質感を引き出すために、投入量は多めに焙煎します。

■Story

これまでエチオピアには、農園名までトレースできるコーヒーは存在しませんでした。ECXという機関を通して輸出されていたので、透明性の確保が難しかったのです。2017年にルールが変更され、生産者から直接購入することができるようになりました。今後、アラカ農園のように、トレーサビリティがあるエチオピアのコーヒーが増えていくことでしょう。コーヒーチェリーの果肉を付けたまま乾燥させるナチュラルという精製方法が、この独特の味わいを生み出します。有機JASオーガニック認定の生豆です。

このコーヒーの物語は一人の女性から始まります。ハンベラ・エステイトをマネジメントするMETAD社は、三世代にわたる家族経営の企業です。第二次世界大戦後、当時のエチオピア皇帝ハイレ・セラシエ(Haile Selassie)は、アフリカ初の女性パイロット、ムルメベット・エミール(Muluemebet Emiru)に、褒章として、グジ地区とシダモ地区の土地を与えました。彼女は夫と協力し、三世代にわたって、広大なコーヒー農園を築き上げました。

METAD社の労働力の70%は女性であり、400人の生徒を抱える小学校のスポンサーでもあります。コーヒー栽培コミュニティ内で、女性のための子宮頸がん検診プログラムを成功させるために「Grounds for Health」と提携しました。

■Details

生産エリア/Guji Zone, Oromia Region オロミア州、グジ地区
農園・精製所/Alaka, Hambela アラカ、ハンベラ
生産者/METAD
輸出業者/METAD
標高/1,900〜2,200m
品種/Heirloom エチオピア固有品種
精製方法/Natural(Sun-dried) ナチュラル(サンドライド)

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