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行きの飛行機で考えたこと。

今、トロントへ向かう飛行機の中で、この文章を書いています。飛行機が離陸してシートベルトのボタンが消えると、ラップトップを開きました。窓から差し込む夕日のオレンジがすごく綺麗だ。

こういう美しいものごとをすべて覚えていられたらいいなと思う。これから目にする風景、出会う人、話したこと、すべてを。でもそれは難しいから、こうして書き残しておく。そしてその美しさがこの文章を読む人に少しでも伝わったら、それはとても嬉しいことです。

これまで私たちは、サンフランシスコ、オーストラリア、北欧を旅しました。それらは見知らぬ人たちとの旅だったから、その国々や自分自身というより、人に向き合う時間が多かった。だから何よりも一緒に行った人の記憶が強く残っている。

今回のキューバはまた違う目的があり、しかも気心の知れたメンバーと旅をします。きっとキューバという国や自分自身、そして目的そのものに対してより研ぎ澄まされるのではないかと思っています。

コーヒー生産地に行くことをずっと夢見てきた私は、はじめて行く国がキューバになるなんて思いもしなかった。今も不思議な気がしています。エチオピアでもなく、グアテマラでもなく、キューバ。思いもよらない選択。私たちらしいと誇りにすら思います。

仲間の一人が「キューバだ!」と言い出して、私はキューバのコーヒーについて調べ始めました。はじめは白紙の状態だった情報が少しずつ輪郭を持ち、つながりを持ち始めました。コーヒーを通じて見知らぬキューバという国が少しずつ私の体に染み込んできました。その情報はまとめてこのブログに書き残すつもりです。

その過程でキューバに関わる様々な人と出会いました。私のようなどこの馬の骨かもわからない人に、惜しみなく情報を提供してくれました。それは何故だったのだろう、と思うとやはり私たちのコンセプトに共感してくれたからだと思うのです。そのことを思うと心がとても温かくなります。私たちはキューバでどんな人と出会うんだろう。

私が大切にしている言葉「We are the part of something bigger.」みんな大きな何かの一部。それを日常で感じることができたら、それは本当にライフスタイルの革命になるかもしれない。そう思っています。

ああ、それにしてもキューバに着くのが楽しみで眠れない!
こんな気持ちは久しぶりだな。

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