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京都『BEFORE9』でMikkeller(ミッケラー)のビールを飲んだ。

異なるジャンルの者どうしが出会って、一瞬で共感できることがある。
逆に同じジャンルでもぜんぜん共感できないことがある。

異なる者どうしが共感した瞬間、お互い新しい世界を見渡したような気分になる。
こうして新しい価値観やコミュニティは生まれ育まれる。
そんな現場を最近よく目にする。

冬にあるイベントで大阪の『CRAFT BEER BASE』というクラフトビール屋さんと知り合いになった。その人たちはビールに情熱を傾けていた。クオリティを追求すること、作り手の思いを伝えること、ビールは人と人をつなぐということ。話を聞けば聞くほど共感した。

コーヒーでもワインでもクラフトビールでも、大切にしているものが同じなら一瞬にして、そう、つくっているものをひとくち口にするだけで通じ合えたりするのだ。私はぜんぜんお酒が飲めないけど、でもクラフトビールがすごく好きになった。

そして数カ月後、京都にクールなクラフトビール屋さんができた。『BEFORE9』という名前。行きたいなと思っていたところ、素晴らしいイベントが開催されることを知った。クラフトビール醸造家、Mikkeller(ミッケラー)のポップアップだ。

東京にビアバーができたけれど無くなって残念だなと思っていたところ、向こうから我が街京都に来てくれるなんて。そして場所が行きたかった『BEFORE9』だなんて!

Mikkeller(ミッケラー)は世界で最もクールでクリエイティブで尖っている、コペンハーゲンのクラフトビール醸造家。彼らを一躍有名にしたのは『Beer Geek Breakfast』というビールらしい。それはフレンチプレスで淹れたコーヒーをスタウトに加えたもので、それが国際品評会で一位を勝ち取った。そこから彼らのキャリアは軌道に乗り始めたという。

彼らのことがよく分かる動画があったのでシェアします。

さて、京都のポップアップに行ってきました。

『BEFORE9』は古民家を改装したこじんまりとしたお店。シンプルなしつらえ。組み立て式のような家具。この感じは関西にはない(断言)。東京の匂いがする。

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店内は大賑わい。みんなご機嫌。繊細で華やかなタイプとコーヒースタウトを一杯ずつ頂きました。美味しい。美味しい。美味しい。全然詳しくないからコメントが難しいけど、華やかな方はゲヴェルツトラミネールのワインのようなフローラルで甘い味。コーヒースタウトは濃厚でブランデーのような風味、後味にコーヒーのロースト香がしっかりとする。複雑だけれど体にしみこむ感じ。スペシャルティコーヒーやナチュラルワインと同じ。

『BEFORE9』さんは食事も美味しかった。品数も豊富。山椒の風味の唐揚げ、だしまき、にゅうめん、などなど。丁寧に作られた和食が繊細な風味のビールにすごく合う。骨董市に並んでいそうな豆皿と細い竹箸。ポップアップが終わっても通わせて頂きたいお店。

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体に取り入れるものはなんでも、飲み物も食べ物も情報も、自然で純粋で美しいものがいい。スタイルやファッションとして消費するのではなく、生命や心の自由さにつながっていてほしい。嗜好品であればなおさら。そしてそれがどこか過剰なものであったら、生きることがより面白くなると思うのだ。ミッケラーみたいにね。

次飲める機会を楽しみ待っておこうと思う。

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