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最後の夜。50年後の後悔。

アメリカ滞在も今日で終わり。

12人で過ごしたサンフランシスコの4日間、
ひとりで過ごしたニューヨークの2日間。
情報処理も感受性も追いつかないほど濃密な日々だった。

最後の夜、ブルックリンのアパートの隅で、
スーツケースに荷物を詰め込んでいたら、
くしゃくしゃになった紙が出てきた。

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「50年後の後悔」

12人の旅の途中、夜更けのワークショップで書いた紙だ。
メンバーと対話しながら今までの自分の人生を整理した上で、

「今のままでいたとして、50年後後悔しているであろう事は?」

という問いを立てられた。
(こんな事もする旅なのですよ。スペシャルでしょう?)

私の答え。

「なんで自分が好きで大切に思っている物事、人、時間や全てを、もっと大切にしなかったのだろう?」

時間はただ刻々と過ぎ去っていく。諸行無常ってやつ。
そのなかで出会う大切なものって、そんなに多くない、
そして、その大切なものって、当たり前にあり続けるとは限らない。
というのが、30年間生きてきた実感。

今回の12人の旅は、その大切な物事のひとつになった。
みんな自分をさらけ出して、自分と向き合って。
全員を抱きしめたいほど愛おしくて、とにかく時間が惜しくて。
全てがキラキラしていた。

私の大切なもの。
MERRY TIME、そばにいてくれる人、仲間、コーヒー、サンフランシスコの街。
ずっと大切に思い続けたい。愛情を注ぎ続けたい。

50年後、人生の終盤に、

「色んな事があったけど、大切なものを精一杯愛したな」

そう思えるように生きていきたい。
荷物を詰め込む手を止めて、そんな事を考えていた。

(おわり)

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