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足るを知るということ

さて、日常生活に戻り、私は出発前日にイベントのお手伝いをしていたのだが、私物を持ち込んでおり、あるカフェに預かってもらっていた。
それを受け取りに行った。

いく途中で、イベンターの人に会い、少し話をしたが、キューバにとても興味を持っているようだったので、少し話して別れた。

旅の気分が抜けず、「オラ!」と元気に入って行ったのだが、「キューバ行ってた人だー!」と暖かく出迎えてくれた。私の計算ミスで、帰国後の行動とお土産の数が全く合わず、なんとかこねくり出して渡したW

案の定、キューバには興味津々のようで、食生活から、コーヒーのこと、街の様子まで詳しく伝えた。とても興味を持っているように見えた。

その店にはWifiがあって、とても便利なことが当たり前なのだが、とてもありがたく思えた。でもキューバの人達は携帯電話を持つことすら、興味がないように見えた。その日が楽しければいいじゃない。その場にいる人と今日を楽しむのよ。と言われているようだった。

スペイン語と英語で、詳しく通じ合えなくても、言いたいことは伝わっていたし、何より、宿泊や訪問を心から喜んでくれた。違う国の人であっても。
同じ時間を過ごすのねと、ほおにキスをしながら。

カフェの人はコーヒーが1種類しかないこと、焙煎所が2箇所しかないことには興味津々だった。キューバコーヒーにも。それが国営だということも。でもお店と方向性が違うから、お土産には持って行かなかったけどねW

日本では大抵の国のコーヒーが飲める、それもロースターも様々に。選択肢があるということは恵まれているのだろうか?ふと思ってしまった。コーヒーが1種類しかなくても、そのコーヒーが飲めれば幸せよとキューバの人に言われている気がした。

ハバナの最後の夜で、メンバーと「キューバ、このまま変わらないといいねえ。」そんな話をした。カラフルで、ちょっと古びた渋い街並み、抜けるような青い空、そこを無数に走るアメリカのカラフルな原色のアンティークカー。文明から取り残されたような土地かもしれないけど、世界中どこの国よりも大切なものを持っている国のような気がした。

さて、これからが本番。キューバと日本をつなぐのだ。
どんな風につながっていくのか、自分自身も楽しみだ。
できる以上のことをしよう。ダニエルや、ネイサンおばあちゃんのために。
これで旅の記録は終わりにします。
とにかく夢のような、どんな旅よりも色鮮やかに、印象に残っている。
あっという間に過ぎた12日間でした。

旅を共にしてくれたみんな。本当にありがとう。
これからもよろしくね。

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