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パッションが起こすこと。

持ってる人は持ってるけど、こんなに持ってる人たちと初めて出逢った。
この旅行で、ある人はロストバゲッヂだったけど、荷物が見つかって空港に向かっているようだ。
天気予報では、雨マークばかりで落ち込んでいたのだが、スコールに一度あっただけだ。
1泊目の宿しか決めず、(12日間も過ごすのに!)その流れの波に乗ったら、へんな客引きが多い中、とても人の良い老夫婦の一部屋を格安で泊まることができた。これでハバナのカフェを回りたい放題だ。さらに10軒近くレンタカーショップをまわったが、すべて車が出払っていて、今日最後の一軒で希望通りの大きさと期間で車を借りることができた。
極め付けはある商社に歩いて向かったが、どうもたどり着かない。言っておくがキューバにワイファイという概念はまだ少ないので、外でネットが使えない。観念してタクシーを使ったら、そのお兄さんがとてもいい人で、いろんな人に聞きながらもたどり着いた。
もちろん私たちはチップを弾んだ。
そこでもミラクルはこれでもかというほど起こった。
入り口のおばさんたちは英語を話せない、私達はスペイン語を話せない。なんとか、メールをやり取りした人と会うために四苦八苦していると、急に英語が聞こえてきた。ロビーにいたその人は、ロシアのコーヒーの輸出業をしているという。自然に通訳をかってでてくれて、目当ての連絡先も交換できた。もちろん、お礼のメールをして、明日も押しかけるつもりだw
ほんとうの最後の最後まで、ミラクルは起き続けた。
最後の極め付けは、ホテルの住民からワイファイカードを買って仕事をしようと思ったら、住人が留守でホテルに行ってワイファイを使わないと仕事が終わらない!もう行こう!と言っている間に住人が帰ってきた!なんたるタイミング!
実はこの旅の通訳が2日前にドタキャンしたらしい。
でも、それでいいと思えた。今回は通訳を介して会話してもパッションは伝わらないんじゃないか。
逆に言えば、パッションが伝われば言語は飾りでしかない。
私達はこのパッションを持って、明日からも過ごす。もうどんなレベルのことが起こるのか予想がつかない。
そしてそれが楽しみでしかたがない。私にとって、こんな研ぎ澄まされた旅は初めてに等しい。いや、HOOPの旅はこんなことの連続かもしれない。HOOPの旅に参加しすぎて、いい意味で、マヒしてしまっているのかもしれない。とにかく明日からも楽しみだ。どんなことが待っているのか。。。

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